記者会見(H24.11.6)

記者会見

まず、本日このような大津市からの答弁を受け取ることが出来、マスコミの方々に対してお礼を申し上げたいと思います。


昨年末、学校もダメ、市教委もダメ、大津市もダメ、警察もダメ、どこに足を運んでも納得のいく対応をしてもらえず、そんな時、力になっていただいたのがここにおられる報道関係者の方々でした。

報道の方々の正義感あふれる対応が、今日のこの大津市の答弁を導き出してくれたものと思っております。

そして我々の訴えをマスコミの報道を通じて聞き届けてくださった日本中の方々がこの結果をもたらしてくれたのだと感じております。

家族一同本当に感謝しております。 本当に有難うございました。


そして今回の我々の「アンケート不開示」に対する訴えに対して、真聾にそれを受け止め、過去に例のない判断を下していただいた大津市の越市長と大津市市議会の方々に感謝の意を表したいと思います。

今回の答弁書に書かれている「今後、大津市としては遺族の知る権利に資する適切な情報開示に努める所存とする。」との市長のコメントに、強い意志を感じました。

この市長の決意は、今現在情報開示で苦しんでおられる方々の一助になることは勿論、「いじめ問題」を根底からなくしていこうとする模範であり、教育の場を改善していくのだという強い意志を感じております。

これを機会に、大津市が全国でもっとも教育行政が整い、そして日本で一番安心で、安全な学校教育がなされる市になれば、それは息子の本望であると考えます。

誰もがこの大津市に住みたい、最高の教育行政の整った大津市で暮らしたいと思うような、そんな大津市を、越市長には作っていただきたいと患います。


しかしながらこの大津市のケースは稀であり、とても例外的な対応だということには驚きを感じずにはいられません。

本日、わざわざ鹿児島県出水市より、「大津市のアンケート開示に対する答弁」を聞きに来られたご遺族の姿がここにあります。出水市のご遺族は、大津市と出水市との対応には雲泥の差を感じる、と率直に述べておられます。

こちらにおられるご遺族のお孫さんは、昨年私の息子が亡くなる一か月前に九州新幹線に飛び込んでお亡くなりになられました。

息子と同じ同学年の娘さんでした。

そして私どものケースと同様アンケートが取られ、同級生の死に対して伝えたいことがあるということを、必死の思いで書いてくれた生徒の方々のアンケートが存在します。

しかしながら未だにそのアンケートをご遺族の方々は手にすることが出来ず、娘の死の原因はなんだったのかを知ることが出来ていないのです。


これが現状なのです。


しかも出水市の市議会は「アンケート開示をしない」との議決までもしています。

出水市が、出水市教育委員会がいったい何に怯えているのかは分りません。

後程ご遺族から報告がありますので、マスコミの方々におかれましてはこの現状を一刻も早く報道していただければと患います。


教育現場を改善するには、いじめの原因が何だったのか、そしてなぜ子供たちが自ら死を選ばなければならなかったのか、その理由と真相を知る必要があります。

そしてその原因と真相を知るためには、学校教育の現状がどうだったのか、親として、そして世論がその全て知る必要があるはずです。

だからこそ、私たち遺族は、「親の知る権利」の確立を繰り返し訴えているのです。

しかしこの30年間、全国の自治体はアンケート開示を行わず、それらの断片的な部分を捉えてしかその対策は講じられてきませんでした。親の知る権利は踏みにじられ、「いじめ問題」に対する恒久的な対策を講じることなく今日に至っているのです。


本当に今回の大津市の対応は過去に無いものです。これを例外とせず、マスコミの皆様のお力をお借りし、この大津市の対応をスタンダードな対応に変えていってください。

そして学校が、どの子供達からも、その親達からも、世界で一番安全となり、そして真の意味での教育を施してもらえる場になるようご協力をお願いいたします。

以上


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