第2回口頭弁論後の記者会見でのコメント

報道機関の皆様、本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
今月4日頃から、急激に全国よりこの裁判に対する関心が高まり、全国の方々からの応援の電話やメール等が多数代理人弁護士宛に届いております。
又、県警の方々に捜査をしていただける事にもなり、これらも報道の皆様方のご支援の賜物であると家族一同感謝いたしております。
これからも真相の究明、真実の報道をよろしくお願い申し上げます。

私達は、息子が自殺しなければならなかったほどのいじめとはどういうものであったのか、2度と同じような悲劇が繰り返されないような安全な学校を実現するためにはどうしたら良いのか、ということを問うために今回の裁判を起こしました。
しかしながら、ここ数日来も自ら命を絶つ子供の報道が耳に入ります。
とても悲しい事です。悔しくてたまりません。どうかこの裁判の結果を待つのではなく、日本全国の学校の教師の方は、今まで以上に子供の表情や行動に注視し、いじめを見抜いてあげて下さい。今も助けを求めている生徒さんはたくさんいるはずです。お願いいたします。

提訴をしている大津市に対してですが、学校並びに大津市教育委員会の記者会見を見ておりますと、「もしかしたら息子は学校に見殺しにされたのではないか」との気がしてなりません。
子供たちを教育する立場の責任者であるにも関わらず、自らを律して事実を明らかにしないその姿勢に憤りを感じ、学校側(市教委+大津市)の、その体質に問題が有るのだと強く感じます。
教育者自身が嘘をついたり、事実を隠すという行動を取っていることを、生徒たちに見せて欲しくない。
これらを見ていると、再発防止については「学校任せ」では限界があると感じています。

越市長の「いじめと自殺の因果関係を認める」との発言に対しては評価をいたしておりますが、市長と教育長の発言に相違がある点につきましては、そのまま鵜呑みにしてしまって良いものか躊躇いたします。
そして大津市が従前の調査の不十分さを認めて、第3者委員会を立ち上げて追加調査を実施するという事を決定したという点についてですが、現時点で具体的にどうしていくという説明は 大津市側から連絡を受けておりません。
第3者委員会による追加調査については、歓迎はするものの、それが大津市側主導でその委員会のメンバーを人選することについては反対です。
メンバーの人選については、私ども原告側より選定した人選にての選定を要望したいと考えております。それはこれまでの調査が不適切だったことを踏まえて、大津市側を信用できないからです。
調査については1.いじめの全容解明だけでなく、自殺の原因究明も調査目的とすること。2.委員の人選については原告側の人選によるものとする。3.聞き取り調査には大津市職員が関与しないこと。4.委員会は公開されるべきこと。5.調査結果に至った過程の事後的検証が可能であること。 は最低限の要望として掲げておきたいと思います。

3名の加害者については、いずれも現時点でいじめをしていたという認識すら持っておらず、その点については憤りを感じざるを得ません。
この点につきましては、これからの県警による捜査にて解明されものと考えておりますが、加害者3名においては、これら県警の捜査に誠実に協力されることを切に望みます。
加害生徒の保護者におかれましても、一日も早く事実を認識し、一日も早く子供の更生に向けた指導に取り組んでいただきたい。
嘘偽りなく真実を警察に告げ、自ら犯した罪の重さを認識し、息子への謝罪を求めていきます。

一日も早く事実が解明され、一日も早くその原因が究明され、一日も早く真に有効な対策が講じられ、一人でも多くのいじめに悩む生徒さんを救えることを望みます。
そしてそれを一日でも早く息子と息子の同級生の生徒さんに報告できることを望みます。

皆様におかれましては、引き続きご協力お願い申し上げます。

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