ご意見の受付

代理人弁護士の事務所には、原告や代理人弁護士に対する激励やご意見、いじめ問題一般に関するご意見、大津市の対応に対するご意見等、実に様々な電話・ファックス・メールを頂戴しております。

当事務所では、今後も皆様からの激励やご意見を、事務所のメールアドレスotsu-ijime@yoshihara-lo.jpにて、受付けさせていただきます。是非、多くのお声をお寄せください。原告や代理人弁護士にとっては非常に大きな励みとなっております。

ただ、お寄せいただいたお声に対して、個別に返信させていただくことは現実問題として難しいところが御座います。何卒事情をご賢察くださり、ご容赦いただきますようお願いいたします。

メール、手紙及びファックスをお寄せくださった皆様へ

当事務所に対しては、殊に本年7月以降、実にたくさんのメール、手紙及びファックスによるお声をお寄せいただきありがとうございます。弁護団では、その全てに目を通させていただいておりますが、いずれも送っていただいた方の思いが込められ、その気持ちもよく伝わるものばかりであり、そうした思いを受け止めながら全力で弁護活動にあたらなければならないと、拝見するたびに気持ちが引き締まる思いでおります。本来であれば、その全てに個別に返礼させていただくべきところですが、現在の弁護団の能力を超えておりますので、大変失礼ながら、その概況についてご報告させていただくことで、返礼に代えさせていただきたいと存じます。

お寄せいただいているお声は、平成24年7月30日正午現在で、約1500件となっております。国内各地からのほか、北米、南米、オーストラリア、ドイツ、タイ、中国といった海外からも寄せていただいております。

お声の内容は、ご遺族へのメッセージ、弁護団に対する激励、裁判の進め方や証拠収集に関するご意見、教育現場が抱える矛盾へのご指摘と多岐にわたっております。殊に、被害少年やご遺族に対しては、少年の無念さ、ご遺族の辛さに多くの方が共感を寄せてくださっております。弁護団に対する激励の内容としましては、やはり、最後まで徹底して真相究明に努めてほしいというものが大多数です。もとより、今回の裁判は、真相究明と再発防止を目的として提起したものですので、引き続き立証活動に全力を尽くしていく所存です。

ところで、お声を寄せてくださった皆様の中には、ご自身あるいはお子様等近しい方がいじめ被害に遭われた(あるいは現在も遭っている)という方が多くおられます。担任の先生や学校の、心ない言葉や不誠実な対応に悔しい思いをされたというお声も多く、本件と同様のことが全国的に繰り広げられていることがよくわかります。殊に、いじめによってお子様や大切な方を亡くされた皆様におかれましては、お悔やみを申し上げるとともに、そうした苦しい経験を打ち明けてくださった勇気に敬意を表します。こうした悲しみ、悔しさ、苦しみを受け止めることが、我々弁護団のなすべき第一歩であると認識を新たにしております。

そして更に、お声を寄せてくださった皆様の中には、裁判闘争を経験された方もおられます。これまでの裁判では、主に、1.いじめの事実、2.因果関係、3.結果の予見可能性の認定が高いハードルとなり、その前に泣き寝入りを強いられたという方もおられます。しかし、「いじめを受けた被害者は心身に深刻な損害を被る」こと、そして「加害者やいじめを防止出来なかった学校は自らの責任を認め、この損害に対して償うべきである」ということは、皆様からお寄せ頂いたお声からも明らかなとおり、もはや社会の共通認識となっており、司法がいじめ(又はいじめ自殺)の特質を理解しようとせず、立証に高すぎるハードルを課し、救済の途を閉ざしてしまうような現状は、見直されるべきです。私達弁護団は、こうしたテーマにも全力で取り組んでまいる所存です。

裁判費用等のカンパのお申し出も多数頂戴しております。「母子家庭なので経済的余裕なく少ないですが」「バイト代が入ったら」「高校生なので自分のお金はないけど親に頼みます」といった善意に溢れた文面に触れるにつけ、弁護団に寄せられる期待の大きさを感じております。カンパは一旦全てご遺族に帰属する仕組みとなっており、その後の使途も全てご遺族の意向によることとさせていただいておりますが、明朗性の確保その他に関しては、様々なご指摘も頂戴しております。そうしたご指摘のうちの一部は既にホームページ上に反映させていただいておりますが、これからも改善に役立てさせていただきます。

裁判費用等のカンパ以外にも、「何かできることはありませんか」とのお声を多数寄せていただいております。多くの方が指摘されるのが署名運動ですが、現在のところ、弁護団では、運動論についての議論にはまだほとんど着手できておりません。しかし今後必要な場面が到来することは十分にあり得ることとも考えております。その折には是非ともよろしくお願い致します。

最後に弁護団から皆様にお願いがあります。この事件を提訴したのは平成24年2月であり、まだ第2回口頭弁論を終えたばかりで、裁判としてはほんの序盤です。第三者調査委員会も立ち上がってすらおらず、調査は少なくとも年内一杯を要するものと思われます。闘いは始まったばかりであり、皆さんのご支援が大切であるという状況はこれからもずっと続きます。一時期加熱したマスコミ報道は、これからは収束していくことが予想されますが、我々の活動はここからが本番であり、いくつもの苦難を乗り越えていかなければいけないことでしょう。そこで皆さんにおかれましては、どうか今後とも、長い目で我々の戦いにご支援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。