事件の概要

平成23年10月11日午前8時10分頃、当時滋賀県大津市内の市立中学校の2年生であった少年が、同じ中学校に通っていた2年生生徒3名からいじめを受け続け、ついには、そのいじめを苦にして、自宅マンション14階から飛び降り自殺をするという痛ましい事件が発生しました。

学校と教育委員会は、いじめの有無について調査を行い、いじめの一部は確認されたものの、その調査結果は、全容解明とは到底言い難いものでした。また、いじめと自殺の因果関係についての認識は示されず、真相究明を望む遺族の思いは踏みにじられました。加害者からは謝罪もなく、学校もまた再発防止の具体策すら明らかにしませんでした。

本件裁判は、こうした状況の中で、被害少年の両親が、中学校の設置者である大津市に対しては国家賠償法1条又は民法415条に基づき、加害少年ら及びその父母らに対しては民法709条等に基づき、損害の賠償を求めるものです。